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慣らしは人のため

本来、エンジンの慣らしは組み込んだパーツのあたりをとることが必要な場合におこなわれるものです。現代の車にとっては絶対に必要かと聞かれれば返答には悩みますが、私は「エンジンの慣らし=人間の慣らし」と考え、オーナーの方にはお願いしています。アルファロメオ全車共通の慣らし方法についてご説明します。

■ 第1段階

各ギアでのリミットを1速2500回転、2、3、4速3500回転とし5速は2000回転以下では使わないこととします。街乗りを5速抜きで走ることになります。

慣らしの基本はひっぱりともどしなんです。意味もなくただ回すのではなく、メリハリのあるアクセルワークを心掛けてください。ぐっと踏んでじわっと戻す感じがポイントです。慣らし中は燃費の計算なんてやめて慣らしを楽しみましょう。

3000キロをめどに終了です。ここでエンジンオイルとエレメントを交換します。同時にミッションオイルも換えます。ミッションオイルはこの後は2万キロ毎に交換でいいです。

■ 第2段階

油脂類を交換して始まるわけですが、基本は同じです。レブリミットは1速3000回転、2、3、4速は4500回転、5速4000回転です。ただし2段階では時々レブリミットを破れます。各ギアでレッドゾーン寸前まで踏むことを取り入れます。例えば高速道路の合流などを利用して2速から5速までで引っ張ってみることです。

そしてこれを5000キロまで頑張ってください。その時点でオイルとエレメントを交換して終了です。

これで初期の慣らしは完了です。その後は4000キロから5000キロをめどにオイル交換をしてください。エレメントについてはオイル交換2回に一度の交換でいいでしょう。

さらに高回転が気持ちいいエンジンにしたいと思う方は2段階が終わってから高速道路を走ることです。回してあげることが一番です。街中でいくら回してもかないません。お金がかかるのがネックですが必ず「回るエンジン」になります。

■ 人間の慣らし

慣らし運転の意義は「クルマを大切にする気持ち」をもてるかどうかの踏み絵だと思うんです。慣らしの途中でじれてきて「もういいや」と右足に力を入れる人が事故を起こしたり、クルマを壊すんです。

わたしは余計なお金をかけずにクルマを楽しんでほしいと思っています。そのために慣らしをお願いしています。《Eワヤマ》(1997/2/9)

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