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東海豪雨の教訓

2000年9月11日、東海地方を伊勢湾台風以来という豪雨が襲いました。

年間降雨量の3分の1を24時間で降らせるという恐ろしいものでした。この大雨で多くの車が冠水し再起不能になってしまったようです。冠水時に自分でできることは少ないかもしれませんがエンジンを守るということに限定して対処方法をご紹介します。

エンジンにとってダメージとなるのは次のとおり。

  1. シリンダー内部への水の浸入
  2. 浸入した水をピストンが圧縮する
  3. 水を強い力で圧縮するとコンロッドやクランクシャフトに負担がかかり曲がってしまう。(ひどい場合はバルブまで曲がる)
  4. このようにコンロッドなどが曲がったままピストンが動くとシリンダーの壁と干渉して傷をつけエンジンが死んでしまう

これが「ウォーターハンマー」という現象で、ここまでいくとエンジンのオーバーホールが(腰下まで)必要です。では、このウォーターハンマーを防ぐ為には、どのようにしたらよいのでしょうか。

  1. まず水の浸入を防ぐ。エンジンをかけない、または止めること。エンジンがかかっていなければ水はほとんど浸入しません。
  2. 走行中に渋滞に巻き込まれ、エンジンを止めることができず、エンジンが止まってしまった場合、それがアイドリング状態で起こったのなら、絶対クランキングしないこと。なぜなら、ウォーターハンマーを起こさずに済んでいる可能性があるからです。プラグをはずし水を抜いてください。それが出来なければ、そのままの状態で一刻も早く修理工場などへ移動し水抜きをしてください。(早く水抜きをしないと錆が発生し噛んでしまうことがあります)

要するに水深が深いところは避け、エアインテークから水が入らないようにして(つまり水を圧縮しないこと)もしも水が入ってしまったらすぐに水抜きしてください。(2000/09/17 by hatt)

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