
LANCIA YPSILON 1.4 16V DFN アクチュエーター交換
ランチア・イプシロンのDFNが入庫しました。
トラブルの現象としては1速もしくはリバースにギアが入らなくなる時があるということ。
特に冷間時はその傾向にあるようです。
この大きな箱に入っているのがDFNのアクチュエーターASSYです。
梱包を開けるとアクチュエーターASSYが姿を現しました。
下の黒い部分は梱包用の支え台。
マニュアルミッションで言うシフトリンケージに当たるのがDFNの場合はこの部分。
本来はここのみを交換したかったのですが、
国内ではこの部分だけで購入することができなかったため、ASSY交換となりました。
当初はバッテリーを外した後、周辺パーツも順に外していき、
その後アクチュエーターASSYを上から抜き取る予定でした。
しかし、そこでメカニックITOの口癖である「キビシ~!」のひと言。
バッテリーを下側から支えるステーが大きく張り出していたため、
上から抜くというのは物理的に不可能でした。
そこでミッションを下側にズラしてクリアランスを確保し、
下からアクチュエーターASSYを抜き取りました。
その逆の方法で新品のアクチュエーターASSYを組み込みました。
外したのとは逆の手順で全てのパーツを組み付けていきます。
朝夕の寒い時間帯、昼間のあたたかい時間帯…と、
様々なシチュエーションの下で正確にシフト操作ができるかどうかを試走して確認。
コンピュータでシフトタイミングをリセッティングすることにより、
本来の滑らかなシフト操作が可能となりました。
問題がないのを確認してからH様へとご返却します。
DFNが変速しなくなるこの症状はアルファロメオ156TSや147TSのセレスピード
(セレスピードはDFNと同じシステム)でもよく報告されたトラブルであり、
弊社も何台もの個体をトラブルシュートしてきた経験を持っています。
安心して作業をお任せください。
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