
ALFA ROMEO 166 3.0 V6 冷却水漏れ修理
アルファロメオ166にお乗りのK様より
「水漏れの警告灯が点灯しました」というご報告をいただきました。
166はラジエターコアやヒーターコアからの冷却水漏れが
持病みたいなところがありますが、
この個体は既にラジエターコアやヒーターコアの修理が済んでいます。
それではこの個体の冷却水漏れの箇所は…!?
エアクリーナーボックスを外し、
エンジンの正面から向かって右側を覗き込むメカニックITO。
「ラジエターやヒーターコアでなければたぶんココのハズ…」。
圧力テストをしてみます。
冷却系統の内部に圧力を掛け、冷却水が漏れてくるのを待ちます。
やはりサーモスタットハウジングとエンジンのつなぎ目から
冷却水が漏れているようです。
この部分に付くOリングを全て新品に交換します。
サーモスタットハウジングを外すために
まずはラジエターホースのアッパー側とロア側を外します。
サーモスタットハウジングが外れました。
表からはあまり見えませんでしたが
サーモスタットハウジングを外すと
この通り冷却水が漏れた跡がありました。
Oリングはゴム製ですが、熱で硬化してプラスチックのようになっていました。
熱でひけて(細くなり)クリアランスが広がったことが冷却水漏れに繋がったようです。
ゴム製パーツが劣化しやすいというのは
エンジン周辺のゴム製パーツ全てに関して言えます。
これが外したサーモスタットハウジング。
前バンク、後ろバンク、ウォーターポンプという
3つの箇所に冷却水を送る経路があります。
Oリングを装着し、念のためシール剤も塗ってから
サーモスタットハウジングを装着します。
ラジエターホースのロア側、アッパー側を組み付けました。
外したエアクリーナーボックスを組み付けました。
冷却水を入れ、エア抜きをして、漏れがなければ冷却水漏れ修理は完成です。
オーバーヒートしたということでエンジンオイルを交換し、
タイヤのローテーションもしました。
166は所有するのに愛情が求められるモデルです。
例えばエンジントルクロッド(エンジンの揺れ止め効果があります)も
156 V6ならブッシュも含めて一体になっているところを
166の場合はふたつのパーツが必要となります。
これはひとつの例ですが、つまりお金が掛かるモデルということです。
そんな166をサラッと乗りこなしている方は、派手に主張せずとも
「分かるひとには分かる」的なクルマ好きの典型なのかもしれません。
すべての作業が終了後、ひと通りチェックし、
問題がないのを確認してからオーナーのK様へとお納めいたします。
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