2020年05月30日

夜空ノムコウ

今月は一日早いE-carsです。
世界中の人々というか人類と云う括りで大きなダメージを受けて試練を受けとめた期間が緩やかにその戦火を狭めてきたように感じます。
健康面だけではなく経済的にも多くの痛手を受けながら、それでも人々はまたここから前に進むんだという気持ちになれるか否かがこれからの時間の経過を良くも悪くもしていくように感じています。
自粛期間に多くの事を振り返りながら、自分とクルマのこれまでも振り返っていました。
誰もがそれぞれのクルマとの思い出というか想いを持っている事、クルマ好きとそうではない方との違いなども考えながら少年時代に遡り想いを馳せていました。
そんな時にENGINE7/8月合併号を手に取り楽しみました。
わが人生のクルマのクルマ。クルマをカタカナで書いている事にいつも共感していた雑誌ですが、今月はその中に寄稿するつもりで綴ります。
E-wayamaとロータスヨーロッパ(笑)
そもそも、自分の中にヨーロッパが棲み始めたのは小学生の低学年の時、自宅近くのいわゆる外車屋さんに飾ってある紫色の個体を見た時に稲妻に撃ち抜かれた事が始まりでした。
その後すぐにスーパーカーブームが巻き起こり、身近か否かではなく学校中を、そして世の中を席巻する一大ブームに多くの人々が飲み込まれていった事は今の40代以上の方々の記憶にあるのでは?
「いつかは・・・。」という話が普通の話題で、その中で自分は「ロータスヨーロッパ」が絶対でした。僅か10歳になった少年の心にそのクルマが棲みついたという事です。
そこから実際にクルマが身近になるまでは自転車にハマり、バイクにハマり、遊びにハマり、女子にもハマりました。
18歳でクルマの免許を取得してもクルマに手が届かずバイクで過ごしながら友達のクルマと家のクルマで走り回る日々。
通学路には白い328がいつも頭から止めてある姿を眺めつつ、「フェラーリなら328だな」とか、友人のルノー5アルピーヌに同乗して追いかけたマセラティカムシンに焦がれたり。そんな中で出会ったゴルフカブリオレのマニュアルモデル、ブフマン仕様のCOXB10チューン、BBSフルキット、ビルシュタイン。すべてを注ぎ込んで入手しました。
20歳。バイクを忘れるほどののめり込みにすべてが満たされたかのように思いつつ、クルマが身近になった瞬間から胸の奥の消えていなかった火がどんどん大きく燃え広がっていくのを感じていました。
そして運命の昭和62年5月。環八にあった日本で一番格好イイと思っていたクルマ屋さんに出向きました。
ヨーロッパとの出会いは本当に衝撃的でした。アメリカから届いたばかりという個体は塗装はボロボロ、エンジンはかからず内装もやれているまさにズタボロの状態でした。
今、そのクルマを見たら買っていたかは分かりませんが(多分買う)、その日が素敵すぎて買う事にしました。お金も無いのに。
そこから乗れるまでの期間は18か月を要しました。もちろんその間に頼み込んで通してもらった親保証人のローンは返済をし続け来るべき日を夢見てバイトに明け暮れる毎日。学生の本分を忘れ誰よりも働く日々にその後の自分作りがあった訳です。
今思えば、登録後にも納車が為される事はなくそこからさらに4か月後に初めて受け渡しとなりました。忘れもしない学生生活が終了し就職も決まり名古屋に戻る当日でした。
簡単にキーを渡されただけでエンジン始動。嬉しさと緊張でクラッチを踏む左足が震えてカクカクした事が今でも忘れられません。これ以後このような経験は一度もない事が残念です、F40であろうが、73RSであろうが。
そのまま第三京浜に乗り、それまでの自宅に別れを告げ名古屋に走りました。全くその間の記憶はなく謎のドライビングでした。
その後、一度も手放す事なく自分の傍にいてくれています。
乗れていない期間の方が圧倒的に多く、もしかしたら僕が手にした事がクルマにとっては不幸だったのかもしれません。幽閉した期間が長すぎてクルマとの関係性には蜜月も無かったように思います。
自分にとっては契約からレストア期間を経て完成納車までが蜜月でその後から今までが仕事漬けの人生。どこに行くにも違うクルマ。いつも乗るのも違うクルマ。本当にごめんなさい。
そして今、Lussoにて走り出す準備期間に入った我が愛車、「ロータスヨーロッパ」。
今度こそはボクの愛車で良かったと思ってもらえるように乗りますね。

今もこの胸に秘めたる思いは変わらない。自分の中の最高を手にした事はクルマ好きとして幸せであり、誇りに思います。
大きく何かが変わろうとしている今、変わらない想いに今を重ねてまた明日からも頑張ろうと思います。
E-wayama

2020年04月29日

見えてくる新しい時代

自分の中のプライオリティ・ルーティンであるこの場所に今月もたどり着けたことに感謝を覚えるE-carsです。
明日という一日を残しここにいるのはいつも通り自分一人ですが、現在は会社も休業状態で今回のコロナウィルスの脅威にはただなす術もなくじっと耐える毎日が続いております。
私に関わる多くの方々が健康を維持し、よしんば病に伏せたとしても必ず回復してまたこの危機を共に振り返れる事を毎日心よりお祈りしております。
多くの職種が経営の危機や存続の危機に向き合う現状の中で、いつまでもこの状態に負けていられないという気持ちもむくむくと沸き起こってきています。
確かに世界的な危機として全世界中の人々が同じ恐怖や不安に苛まれている事は事実だと思います。見えない収束を思いただ不安な毎日。
でもそこでもこの現状と立ち向かっている多くの方々がいて、その結果が必ずやこの状況の出口を見出し導いてくれる事でしょう。医療に関わる世界中の方々にその道を託し耐えて待つことが自分の立ち位置だと心しました。
暗い気持ちで毎日が繰り返されることほど辛いものはないので、そろそろコロナを力に変える気持ちにシフトし始めました。
自分が守るべき秩序は守り、前向きに捉えて前に進む。
簡単ではないけどまずは自分の仕事からそう変えていこうと決めました。
今回のこのパンデミックは働き方や、今までの概念を壊す事にも力を貸してくれたと捉え、Lussoの新しい形を創造しようと模索中です。
5月中には何かが変わったと感じて動ける自分を見ていただければ幸いです。
クルマの話が今はまだできないですが、来月にはきっとクルマが主役に戻ってくれる事を願いながら明日を迎えたいと思います。
頑張りましょう。
E-wayama  2020 4/29(昭和の日)(笑)

2020年03月31日

道なき道、それでも前に進むだけ

久しぶりに本当のギリギリまでここにたどり着く事ができない状況だったE-carsです。
世の中に確実にまん延したコロナウィルスの脅威は想像を超える大きさで世界中に様々な痛みを与え続けています。
こんな事態はこれまでの人生の中でも最大の問題として自分自身の中で記憶されています。正直他人事では済まされない状況を世界中の人たちが共有し立ち向かう事が必要なんだと感じています。
今はただ、まっすぐに前を見て全員で守る事を守り粛々と日々を耐え凌ぐことが必要な事でしょう。
この事態におきまして、Lussoでも週末の営業に関しましてできる限りの感染の拡大を防げるように取り組む事を掲げました。
このウィルスによる非常事態がおおむね解消されるまでは完全予約制のご来店対応を予定しております。
同時に複数のお客様を同じ空間でもてなす事によるリスクを解消できればと思います。
お客様のご都合で見たいクルマを見ていただく事がこれまでの当たり前でしたが、今回はそこを失いご来店が減るリスクをとります。
初めての事が多いので今後がどうなるかは正直分かりませんが、こうした努力が後に必ず何かの成果に繋がる事を信じて決断しました。
お客様を相手する多くの方々が正直苦しい状況に陥っている事が一時的な落ち込みで終わるように祈って今月を終えたいと思います。
来月、今月より厳しい状況になっていない事を祈りながら今回のE-carsとさせていただきました。
春に気持ちが沈んでいる日本に、早く笑顔が戻る事を待ちます。

2020年02月29日

閏年、ギリギリ

今年は閏年で一日余裕があったので何とかここにたどり着く事が出来たE-carsです。
今年の一月からふいに訪れ急速に拡がりを続けるコロナウィルスによりこれまでに感じた事のない気持ちと、あまり見たこのない状況やコメントがあいつぎ大丈夫なのかと思っています。心配というレベルを超えて不安を感じるレベルになりつつある事は間違いないです。
イヴェントが無くなる事だけではなく、卒業式までが無くなるのは不測の事態である事は残念でなりません。
そんな中でも今と今後の働き方を考えながら今後のクルマの行先をぼんやり考えたりもします。

今年の4月で24年を終えて25年目に向かう事を思い起して少しだけ振り返りが増えた今日この頃。
これまでに何回かのブームのような盛り上がりを迎えた車種が今も会社の管理させていただく車両に残っている事や、大沢時代からのお付き合いが続くお客様の顔や、Lussoとしての創成期から可愛がっていただけている方の言葉、師匠と仰ぐ僕をココに導いた方の顔なども思い浮かべ頑張らなければならない気持ちを引き締める夜が増えています。
こうして今でも会社の仲間と会社を続けていられる事は代えがたき喜びとお客様への感謝であり、25年目を迎える心の準備は整いつつあります。

クルマの話が楽しくできる日が早く戻ってくることを願いながら自粛ムードの中で妄想を続けていこうと思います。

今回のウィルスの件で最前線で戦う方々や、現在戦っていらっしゃる方々に心より健闘をお祈りいたします。
来月は少し明るい話ができるように願いながら今月の締めくくりをさせていただきます。

E-wayama

2020年01月30日

クルマと暮らす

今月も、というかあっという間に今年も一か月が過ぎ去ろうという事に脅威を感じるE-carsです。
先月末に年末のご挨拶をしてから自分の時間が全くないまま一か月経過。
今年こそはと考えている事は既に夢か幻か…。

今月はクルマに悩み、そして考え、導かれた事が何件かありました。
若きクルマ好きの彼が愛する愛車を通して思う事で自分自身のかつての想いを思いだした事、長らく付き合いがある中での解決できない問題にぶつかった方を見て感じた事、取り扱うクルマに対する愛情に関する事。自動車趣味人として尊敬する方に思いを素直にぶつけられた事。
クルマと暮らすという事は様々な出来事と暮らすという事でもあります。
楽しいドライブもあれば危険と背中合わせの状況からの帰還とか、絶好調が続きこの相棒は最高だと有頂天になったり、トラブルが解決しなかったり、解決に関して金銭的な負担に悩まされたり、悩んだり。
クルマとの付き合いは愛憎の繰り返しでもあったりします。愛する事で至福の時間を与えてもらったり、繰り返されるトラブルに苦しめられたり。
直した時から次に修理に苛まれ、しかし一度に対処する事には踏み切れず段階を追った事にしっぺ返しを食らう。ここまでにしようと心に決めるけど、他にこのクルマ以上の相棒はいない事に気が付いたり気づかされたり。
本当に愛と悲しみの物語が自分の心の中で繰り返される事もあります。
個人的には愛するクルマ(愛車)を幽閉する事で故障による悩みを避けてきた事を、今なら理解できたりします。そして長い時間を失った事で乗るべき時を失った事に後悔も感じたり。
友人のSZがLussoで車検整備を受けて嬉しそうに佇んでいる様子を見ると、自分のしてきた事には後悔を感じたりもします。
そんな大切にする仲間ともいえる、同士ともいえるクルマ乗りたちに囲まれながらクルマと暮らすという事を見つめ直し始めた2020年のスタートでした。
イタリアの小型車の魅力やイギリスの軽いスポーツカーの魅力、ドイツの中型スポーツカーとしての魅力やエキゾティックなクルマたちの魔力。
全てを自分の案内人としての懐に入れて今年も頑張ろうと決めました。
ずっと前からこの場所を見ていていただく方に捧げるこの時間は、自分の職業「クルマ売り」(死語)としての振り返りの場所として継続しようと思います。
新年の誓いは、今月僕にクルマと暮らす事を再考させてくれた案件をリスペクトしてここに綴ります。

会社と自分との関係も踏まえて、もう一度格好イイ「クルマ屋」を目指す事にします。
頑張ります。