2019年08月31日

さらば夏

今月は今日が月末最終日という事を完全に忘れ、別のSNSからのご連絡にて入稿落ちを防いだE-carsです。
久しぶりに完全に抜け落ちた事を知った瞬間は焦りました。
8月の猛烈な気温は本当にクルマにとってもタフコンディションで、あまり遠出を試みる事もなく過ごされた方も多かったようです。
Lussoでは試運転が足りていなかったビトゥルボマセラティが遠く能登の地で不動となる案件がありました。古くからの兵オーナーが行の道中でのトラブルの予感を感じながらも旅を楽しむ事に含めての事として粋に走り、途中で無念のリタイヤとなったのが唯一のトラブルでした。
これまでの手強いクルマたちとの格闘によって得たメンテナンスに関するデータ保有量は半端なく多く、このデータに基づき的確に整備した車両は年式によるリスクをすべて拭い去る事はできませんが、ドライバー側のレベルも高ければかなりの確率で安心して走らせる事が可能になったと感じています。
長く続けてきたこの仕事が我々に与えてくれたのはその時代を共に過ごしたクルマたちを今後も走らせていくために必要な情報と心意気なんだと感じた夏でした。
もう、今日でも夕方からは夏が少し遠くに過ぎていった感じがしています。今年の夏もお別れなのかもしれません。
毎年見送っていく季節のなかで、少しだけ時が止まって欲しいと願う事が年々増えていくように感じます。特に今月はそう感じています。
でも、それも含めて時間の経過に追い越されないで生きていこうと心した8月でした。
Lussoは9月からGet back1996を胸に僕だけのラインナップを展開していこうと決めました。
そのバックアップを任せるチームを再構築できた時にこのテーマは前に進められると思います。
頑張ります。

2019年07月31日

夏は来ましたが

今日こそ入稿を落とす勢いで忙殺されながら、やっとの思いで会社に戻れたE-carsです。
毎月毎月ギリギリまで先が見えない中で、こうして何とか取り組める事が最近は少し幸せに感じ始めています。
長かった梅雨空も今週は過ぎ去り、いきなりの真夏の到来となりました。身体がその変化に対応できていない状況が辛いのですが受けいれる事で夏が来たという事になるのでしょう。
車にとってもかなり深刻なダメージを受けるこの気温は、本当に長年使いこんできたこの身体にはそれこそ厳しい試練になります。そして今日の洗車はやはり身体にダメージを残した気がします。

今月は久しぶりにコンディションの良いF40に出会えたりして気持ち的には楽しい事がチラホラとありました。
最近のフェラーリのスペチアーレの価格の高騰には驚きます。億単位のやり取りが目の前で行われる事には違和感も感じます。確かにその価格かとは思いますが、我々がそこに関わる事は本当に自分に必要な事なのかが見えなくなってしまっている気もします。
最近のストックではそのようなクルマの扱いを始めた影響で高額車両が展示場を占める事も時にあり、自分が本当に取り組みたかった事なのかさせ見えなくなりそうな気もします。
来月からは原点回帰、バックホーム、初心に帰るをコンセプトに「乗って楽しいクルマ」のリセットをコツコツ始めていこうと考えています。
このタイミングで手元にある「75TS」から始めようと思います。
75TSは自分の中のとても大切なモデルとして忘れる事のない記憶や思い出が蘇るクルマです。自動車販売に携わった原点の車がこの75TS。
自分がこの世界に身を置いた時の最初の相棒みたいな気がしてます。
これまでに蓄積してきた自分なりのノウハウと心の中の引き出しを引っ張り出して愛車作りのように仕上げていこうと思います。
高価なクルマを選ぶ事に負けずと劣らず楽しめる「クルマ」の遊びを再び提案できるように心して8月を迎えようと思います。

2019年06月30日

時の移ろいは…。

今月も今のこのタイミングを逃したら10年以上続けてきた月刊の原稿を落とす事に気が付て慌てているE-carsです。

梅雨入りしなんとなく雨を受け入れる覚悟が決まった先週から、来週はほとんど雨の予報に元気を失いつつある今日の午後。
古くからのお客様と話をしながら、そして弟のように思っている後輩から会社の近所のホームセンターが今日までの再確認。思えばあっという間に過ぎ去った20数年の月日。
変わらない事もたくさんありますが、変わってしまった事や失ってしまった事、そしてそのすべてを受け入れながら生きてきた事を思うと時の移ろいはもの哀しい反面、正直な現実を直視させてくれたりします。
このE-carsも既に時代遅れな情報発信ツールと言えます。(笑)
個人的に発信しているTwitterとinstagramにも徒然を書き残したりしておりますが、最も個人的な想いはこのE-carsだけ。相手のいない交換日記を続けている事が一番の楽しみだったりします。

ずいぶんと長い時間をこの会社で過ごしてきて、ここまで過ごせた事には感謝しかなく、これまでに関わってくれたすべての方と出来事には感謝以外ないと感じる今日この頃。
クルマを通してこれからも何らかの形でかかわる多くの方に恩返しもできればと思います。
今まであったものが無くなる日、感傷的な気持ちになるもなんですね。

もう今年も半年が過ぎてしまい、時間の経過には本当に驚きます。このスピードに負けないように今を生きる心意気、持ち続けたいと思います。

来月は久しぶりに新規オーダーしたフランス車が完成の予定。色違いで発注したLusso以前からの繋がりの大切な方のクルマも同時に来日!(笑)
日本にない仕様とモデルに拘るスタイルは継続していくのです。

雨は嫌だなぁ。

2019年05月31日

令和最初のE-carsです

やはり元号が変わってもその入稿スタイルは不変のE-carsです。
今月は久しぶりに本当のギリギリです。
平成と令和という二つの元号の元年に立ち会えたことは非常に素晴らしい事だと感じています。
反面、クルマの先行きに関しては自分の中のワクワク感が少しづつ萎んでいくような気がして寂しい気持ちに苛まれる事もあります。
長く持ち続ける相棒は単なる長く持ち続けただけの相棒にしてしまっておりますが、このクルマに関しての未来に関する事を考えると大きなワクワク感に包まれるます。
ずっと保有し続ける事の価値に対して評価は不要だと思います。でも、それを守り通している仲間には個人的に尊敬の念を感じてやみません。
「愛車」って言葉がいつにしか過去のワードになりつつあるように感じています。でも大切な言葉なのでクルマと一緒にこの言葉も守り後世に残したいと思います。
本当にクルマが好きって気持ちがこの先に残っていくか否かは文化としてのクルマの立ち位置が結果を左右するようにも感じます。
既に文化として引き継がれている欧州に対して、その手前でしか受け止められていないこの国のクルマたち。でも少数の理解者たちが最後まで守るのがこの国のスタイルだと思います。
格差社会、あまり良い響きには感じません。でも受け止めてその中で生き残る「愛車」を守り続ける仕事を令和も可能な限り続けていこうと決めた今日でした。
今日、自分に刺激をくれた二人の仲間に感謝しギリギリになりながら更新を促してくれた仲間に感謝します。
来月もきっと変わらない。(笑)

2019年04月30日

平成最後のE-cars

今日が平成の最後の日であり、昨日までの業務に追われてやはりギリギリになっているE-carsです。
世の中は今日をイヴェントに捉えて何かとざわざわしておりますが、個人的には一人で粛々と社内にて今日を過ごすという一日となっております。

平成の始まりは社会人生活の始まりの年でした。それから僅か八年後にはLussoを立ち上げ航海を始めていました。
地図も行き先も、目標や目的もなく漕ぎ出した船出でした。
今の今なら絶対にできない事を始められるという事が若さだといえば若さかもしれませんが、本質的には今も変わっていない事を思うとこれが性分だったのかもしれません。
今でもこうして何とかLussoという船を公海上に浮かべていられるのは乗り組員の皆のおかげであり、これまで航海を手伝ってくれたすべての方々のおかげでもあり、何よりもお付き合いいただいた皆様のおかげとしか言いようがありません。
クルマの在り方や意義、その存在価値に関してはそれぞれの楽しみ方や用途によって本当に選択肢も増えました。
輸入車でいえば、30年前から比べても明らかにそのファンは増えて台数も増えて、それに反して故障の頻度は減少し購入に関するハードルも低くなってきています。
国産車販売網でドイツ車が扱われてからは、ドイツ車を中心にした品質向上が高まり、多くのユーザーが増え、その流れに後押しされて各国の輸入車が普通に選択されるようになってきた気がします。
私が勤務していた大沢自動車販売でのアルファロメオの取り扱いはその中ではかなり「外車感」高めで販売だけでなく維持管理の難易度も高い苦労も伴う車種でした。
しかし、今ではそんなアルファロメオも完全に市民権を得て平成生まれの方々に愛されるメーカーとして選択ができる事が嬉しくもあります。
明日からの令和、Lussoとしては昭和生まれのアルファロメオを楽しめる案内人として認めていただけるようにさらなる努力をしていこうと決めました。特に自分が育てられた年式のクルマたちに対しての感謝を「後世に残すクルマ」という形で少しでも増やしていければと思います。
自分が初めて愛したアルファロメオは75Twinspark。特に何かが素晴らしい訳でも、高性能な訳でもなく、ただ運転する事が運転する楽しさに包まれる事があるクルマでした。速さや価格的な価値、スペックやブランドではなく「普通が楽しい」クルマでした。
憧れていたスパイダーやGTAじゃなくて、普通で良い。そんな普通の素敵が感じられる昭和のアルファロメオを少しずつ分かりやすく特別にご案内させて頂こうと思います。
平成生まれの若きドライバーに「後世に残すクルマ」のちょっとした楽しみ方を伝えて、それを嗜みとして頂ければ幸いです。
同世代の方々、一足先にそのクルマたちを手にして、仕上げて、少しだけ楽しんで次の世代に渡すような仕上げを「旦那」としてお願いいたします。(笑)
そろそろ、自分のクルマたちを次に引き渡す為の時が近くなってきているようです。
明日からの新しい一日に敬意を表して今日を終えたいと思います。
さようなら、平成。
E-wayama    2019 4/30